《日本遺産-重要無形民俗文化財》 新温泉町の麒麟獅子舞
麒麟獅子舞は、他地域に見られない「麒麟」を想像させる頭(かしら)を用いた獅子舞で、頭の形状だけでなく、あやし役に猩々(しょうじょう)が着くこと、重厚な舞に特徴があり、特定地域に多く伝承され、獅子舞の変遷の過程を知る上で貴重な獅子舞であることが評価されました。 麒麟獅子舞は、幸福をもたらすとされ、新温泉町では春から秋にかけて、町内9地区の神社の例祭で舞われています。舞は地域によって少しずつ異なりますが、頭と尾の部分に二人が入り、地をはうようにゆっくり頭をまわしたり、ひねったり、伸び上がるような動作で舞われます。但馬の麒麟獅子舞の囃子は、鉦を使用する因幡地方の囃子と比べて比較的テンポが早く、ジャンジャン(銅拍子)が賑やかに打たれる等の違いがあります。 但馬では、2019年6月に古くより伝承されている郷土民俗芸能「麒麟獅子舞」を永く後世に伝えるため、地域ぐるみで協力し、保存に努めることを目的に「但馬地域麒麟獅子舞保存会(会長 西脇 明)」が組織されています。 画像をクリックすると詳細が見られます。
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