霧ヶ滝渓谷
岸田川支流三倉谷川の上流一帯は扇山(1,310m)、上山高原(910m)を源流とした落差と浸食の激しい渓谷で大小の奔流、奇岩、大石並びに絶壁・断崖・瀑布が連続し豪壮は渓谷美を形成している。 景勝の中心となる霧ヶ滝は、この三倉谷川と二次支川霧が谷川の合流点にかかるもので、落口から上部約18mの高さを急坂二段に落下し、高さ64.5m、幅45mの大岩壁を一気に落下しているもので、落水は中間で飛散し霧状となるため、滝壺を形成するに至らず、滝の直下は常時水煙と雲霧が立ちこめるので壮大な中に幽幻な気配が満ちている。 |
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