新温泉町
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こちら町長室(令和2年2月14日執筆)

人口の行方
 昨年生まれた赤ちゃんは61人でした。平成30年は68人。少子高齢化の流れが止まらない中、町の将来人口はどうなるのでしょう。昨年12月1日現在の人口は13,636人。2030年には約11,400人という予測が出されています。日本創成会議は、2010年から2040年までの間に、20歳から39歳の女性人口が5割以下に減少する自治体を「消滅可能性都市」としており、県内41の市町の半数以上が該当すると予測しています。そして県内でそのトップを走るのが新温泉町といわれています。さらに、新たな流れが見えてきました。これまで増え続けてきた65才以上の高齢者が、一昨年から減少に転じ始めました。子どもの減少と同時に高齢者も減少するという本格的人口減少時代に突入しました。一方、先日ラジオで、島根県では既にそのような状況に転じながらも、子どもの出生率が改善し始めていることも伝えていました。
 人口減少を食い止めることは大変難しいのですが、解決へのヒントはあります。県内でも人口が増えている自治体があります。明石市、伊丹市、加東市、尼崎市です。その多くが子育てに力を入れています。充実した子育て環境を目指し、他の市町村からの移住が増えています。子育て環境の充実と同時に必要なのが、子育て年代層の働く場です。人口増に欠かせないのは、若いお母さんたちが勤める事業所です。そのような働く場にピッタリが保育所です。
 将来を担う人が増え、消費も増え、経済は上向きに転じ、町に入る町税も国からの地方交付税も増えます。豊かな町に変わることができます。


新温泉町長 西村銀三

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