但馬御火浦
昔、神功皇后が三韓遠征のため、越前国笥飯浦の港を出発しましたが、三尾沖で濃霧にあいました。重臣が神に祈ったところ、三尾の漁師が日和山でたいた「かがり火」が見え、皇后はそのかがり火に導かれて無事三尾浦についたという「御火浦伝説」が残ります。
三尾漁港の東前方に「三尾大島」と呼ばれる島があります。ここを中心に、岸田川河口から香美町伊笹岬までの海岸一体は日本海の荒波で侵食された凝灰(ぎょうかい)岩、花こう岩などの変化に富んだ景色が多く残ります。この地域一体は地質学の宝庫として、学術的にも注目されています。
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| 「但馬御火浦」標柱(浜坂駅構内)
建立年月日 昭和12年10月 | 昭和9年には「国の名勝・天然記念物『但馬御火浦』」に、昭和38年には但馬御火浦を含む一帯が「山陰海岸国立公園」に指定されました。
昭和9年1月22日 国名勝及び天然記念物・浜坂東海岸
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