|
「長谷口のミツガシワ」を町指定文化財に 教育委員会は、10月30日、二日市字長谷口地区のミツガシワ自生地(617㎡)を天然記念物として町指定文化財に指定しました。
ミツガシワは、兵庫県のレッドデータブックでは絶滅危惧種に認定されています。長谷口地区のミツガシワ自生地は、兵庫県下でわずかに残るミツガシワの群落地です。浜坂道路の開通に伴い、現地には兵庫県により解説看板も設置され、今後は町の貴重な天然記念物として大切に保護していきます。 【ミツガシワ】
3枚の大きな葉が家紋の「三つ柏」に似ていることから、その名が付いています。日本では、冷温帯の湖沼や湿地内の池沼などに生育する多年草の水生植物(浅い水中に生活し、根は水底にあって、茎・葉を高く水の上に伸ばす植物)で、氷河期の遺存種とさています。
毎年4~5月頃、水中の地下茎から20~50cmの茎を伸ばし、茎の上部に白い花を多く付けます。花は白色合弁花で中心にめしべ1本、おしべ5本があり、花の形状には「長花柱花」と「短花柱花」があります(長谷口のミツガシワは短花柱花)。
|