新温泉町
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こちら町長室(令和3年11月10日執筆)

この度の選挙において町民の皆さまのご支援を頂き、再度、町の運営を担うことになりました。お礼を申し上げます。これまで以上に緊張感を持って、町民の意見を生かすことを基本に、町民生活を下支えすると共に、未来を見据えた町政運営を行っていきます。
 今回の選挙を通して、旧町の壁が少しずつなくなってきたのではないかと感じています。旧浜坂町、旧温泉町という考えから脱し、共通の資源である温泉を軸に、町民が気持ちを一つにする流れが出てきたことを大切にしたいと思っており、引き続き「町名にふさわしい」、温泉を軸にした「元気で 長生き 楽しく成長できる町」を目標に取り組んでいきます。
 先ずは、浜坂認定こども園の改築計画を、保護者や地域の方々に喜んで頂ける保育環境を目指して早期に進めます。その他の子育て支援の充実とあわせて、将来を担う子ども達が増えるように、住みたい町として選ばれるように、未来への投資的計画として取り組みます。一方、高齢化率は年々高まっており、命と健康を守る拠点である浜坂病院の維持運営にも力を入れます。高齢化の進行によって集落の維持が難しい地区もありますので、集落支援員の配置や地域運営組織の推進によって、住み慣れた地で安心して生活できることにも取り組みます。
 次に温泉活用です。わが町はすばらしい自然環境に恵まれています。海、魚、山、森林、川、滝、そして何といっても温泉があります。これら多くの自然環境を組み合わせた町づくりが求められます。国は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラル(脱炭素)の達成に向けて強く施策を進めようとしています。脱炭素の点では、わが町には未利用温泉というポテンシャルを秘めており、エネルギーの地産地消、関連した新産業の誘致の可能性も探りたいと思います。ワーケーションの推進や、温泉を活用した健康づくりなど、温泉活用のトップランナーとして、町の魅力アップと元気アップ、そして楽しい町づくりから移住定住にもつなげていきます。
 最後に産業振興です。昨年から新型コロナウイルス感染症対策によって観光客の激減などで町民生活は大変厳しい状況に追い込まれ、事業者はもちろん雇用にも大きな影響がでています。現在、ほっと新温泉宿泊助成事業(一人一泊5千円の宿泊助成)やプレミアム商品券(プレミアム率30%)事業を行っていますが、引き続き地域産業振興策を検討し、地域経済の回復を図っていきます。町の基幹産業は観光業はもちろんですが、農業(畜産含む)販売額は約10億円、漁業の漁獲高は約30億円もあります。住民の所得向上のためには、休耕田や温泉の利活用なども念頭に、稼げる農業、水産業に向けた新たな活性化策を検討すると同時に、新たな特産品の開発、特産品のPRと販売をバックアップ出来るふるさと納税を強化します。
 「元気で 長生き おんせん天国」が最大の目標です。引き続き町民目線で頑張ります。よろしくお願いいたします。


新温泉町長 西村銀三

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