新温泉町
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こちら町長室(令和3年7月8日執筆)

◆浜坂高校
 6月29日、但馬県民局(豊岡市)で、兵庫県教育委員会主催「ひょうご未来の高校教育あり方検討委員会」報告会が開催されました。出席者は、県から教育委員会西田次長と但馬教育事務所長と担当職員、県議会議員は橘氏、門間氏、藤田氏、但馬5つの市町の教育長と中学校校長会の代表、首長は私だけでした。
 これに先立ち、大学教授、県議会文教委員長、経営者協会、新聞社論説委員、労働組合、教育長、学校長、PTA会長などの代表23名で構成された委員会で「今後の県立高等学校教育改革の方向性」が昨年6月から今年3月までの計7回の会議をもってまとめられました。
 報告書では、県立高校の活力(学びの多様性)を維持するために一定の規模が求められると結論づけ、普通科・総合学科は1学年6~8学級、職業学科は3学級以上としています。そのため、都市部では発展的統合をめざし、地方部(但馬など)では地域の支援を得て存続可能性を検討するとなっています。
 現在、但馬の高校は11 校です。令和3年度の募集定員は1,320名で令和11年度の募集定員予想は1,069人としています。人口減少により統廃合は避けられないという説明です。そして、市町の支援策の具体例として島根県立隠岐島前高校における海士町の取り組みが説明されました。その後、出席した各市町の教育長や校長先生一人一人が意見を述べましたが、大半が現在の高校の必要性を訴えていました。
 報告会の印象は、統廃合を避けたいなら、海士町のように行政支援が必要、行政も住民も巻き込んで魅力ある高校教育を提供しなければならないというものでした。
 それならば、県教育委員会、教育長も足しげく但馬に足を運んで、市町とともに協力していく気概を見せてほしいものです。

新温泉町長 西村銀三

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