岸田さえもん踊
鎌倉時代に遊行上人といわれた一遍上人が山陰を巡回した時に「さいもん」と名付け、念仏踊りをして普及したと伝えられています。
約600年の歴史をもつ踊りでさし手の中に献物の形を残し優雅さの中に舞いの要素を加えて流麗典雅なものです。
毎年の盆には、他の踊りと共に地域に深く親しまれ、区民の心を慰め、生活に潤いを与えています。
「熊谷直実」、「伊勢音頭」、「俊徳丸」、「藤吉出世」など多くの芸題をもっています。
「さえもん踊」は伝統の古さ優雅さにおいては、白眉的存在として定評があり、また反面では修得がむずかしいとされています。
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昭和52年12月20日 町無形民俗文化財・さえもん踊保存会・新温泉町岸田
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