新温泉町
文字サイズ大きく小さく元に戻す
TOPページ > 添付資料 > 企画課(資料) > 町の出来事(平成28年) > 地域医療シンポジウム開催~今後の地域医療のあり方~

地域医療シンポジウム開催~今後の地域医療のあり方~

 3月19日、夢ホールで「地域医療シンポジウム」を開催し、美方郡内の住民や医療関係者など約400人が参加しました。
 基調講演では、神戸大学大学院の岡山雅信特命教授が「地域医療を守るために住民に期待すること」と題し、3つのポイントを挙げて講演しました。概要は次のとおりです。
 1つ目のポイントは、「かかりつけ医」を持つこと。地域医療においては、医療機関が1次診療を行い、必要に応じて専門医を紹介する流れになっています。適切な医療を受けるため、何でも相談できる「かかりつけ医」を持つことが重要です。
 2つ目は、地元の医療機関で受診すること。多くの受診者がいることで医療従事者が確保しやすくなり、また、医療機関の採算性が向上します。受診者が減ればその逆で、医療過疎が進むことになります。
 3つ目は、住民による医療従事者の育成。兵庫県では地域医療に従事する医師、医学生を育成しています。地域セミナーの開催や地域の病院勤務で経験を積んでいますが、その際、地域の方と交流することが大切になります。受診はもとより、地域行事や趣味・遊びに誘ってもらうことなどで、その地域を理解し、愛着を持つことになり、将来の地域医療の充実に繋がります。
 後半のパネルディスカッションでは、美方郡医師会長、郡内公立病院長、両町議会議長、住民団体代表者など9名がパネリストになり、意見交換を行いました。
 パネリストからは、医療・介護など多職種連携の必要性、食生活の重要性、訪問診療や出前講座など医療機関の取り組み、医療従事者の高齢化の現状などの説明や意見がありました。
 また、地域住民に対して、町ぐるみ健診の受診、地域の医療機関への受診、終末期の過ごし方として施設入所か在宅かなどを早めに決め周りに知らせておくことの必要性などを訴えました。

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
このページは見つけやすかったですか?
このページの内容はわかりやすかったですか?
このページの内容は参考になりましたか?