カニシーズン到来!松葉ガニ漁が解禁されました!2023/11/08
11月6日(月)、今年度の松葉がに漁が解禁され、待ちに待ったカニのシーズンが到来しました。
初競りでは県内過去最高額となる1,000万円の値が付くなど、改めて浜坂産松葉がにの品質の確かさに注目が集まっています。
【出漁】
全船が沖合で出揃うのを待った後、合図とともに一斉に浜坂沖の漁場へと向かいました。 また今年は、但馬産松葉がに普及推進協議会主催による出漁記念花火が浜坂漁港で打ち上げられ、家族をはじめ、関係者や町民など多くの方が漁船の出港を見送りました。
【水揚げ】
鮮度を保つため、漁場の海水を使用した水槽内で競りが行われる直前まで酸素を送り、また、水温上昇にも気を遣いながら最良の状態で競りを迎えます。 水揚げから競りにかけられるまでの、漁業者、家族、スタッフによる手際良い作業光景は見事の一言で、商品価値を高める意識の高さが伝わってきます。
【初競り】
国内トップクラスの漁獲量に加え、徹底した選別と鮮度管理により質の高いカニを安定して供給できる産地として、浜坂産松葉がにへの注目度は年々高まっています。今年も多くの報道関係者が取材に駆け付けていました。 初日の水揚げとしては、セコガニは昨年をやや下回る4.90トン(昨年5.14トン)でしたが、松葉ガニは昨年の約1.4倍となる2.37トン(昨年1.73トン)で、全体でも7.27トン(昨年6.86トン)と昨年を上回る結果となりました。 【競りでは県内過去最高額も】 初日の水揚げでは、2大ブランドガニの2番手となる「浜坂がに煌星(きらぼし)」が3枚水揚げされ、うち1枚は過去最高の1,000万円で競り落とされたほか、残る2枚についても100万円の高値が付き、改めて浜坂がにの品質の確かさを感じました。 初競りは午後4時頃まで続き、市場内で威勢の良い声が響き渡る中、各漁船は休む間もなく次の漁場へ向けて続々と出港していきました。 漁期は松葉ガニが来年3月20日まで、セコガニが今年12月末まで、また、水ガニ(脱皮したての若松葉ガニ)は来年2月1日から28日まで行われます。
【カニ元・浜坂かに読本】
もっと美味しく松葉ガニを味わうために、かに読本でカニの魅力を再確認しましょう! ※カニ元・浜坂かに読本(浜坂観光協会ページへ) 美味しい松葉ガニを味わうために、ぜひ新温泉町へ!
浜坂では、漁業者、漁協、水産・宿泊関係者の連携により最良の状態でカニを提供することができます。
漁船には13隻すべてに最新の冷海水槽を設置するなど「活がに」に徹底してこだわり、帰港するとすぐに港の冷海水入り水槽に入れて大切に保管します。 さらには、各船の「選り子(よりこ)」と呼ばれる漁師の女将さんたちが、細かなものを含めると300以上ものランクに分類し、質と料金が見合ったカニを提供できるよう手間をかけて丁寧に選別します。 次に、浜坂漁協がカニを活かしたまま「活競り」を行います。 競りの直前まで水槽ごとに酸素を送り、また氷や保冷剤を入れて水温上昇を防ぐなど、鮮度維持にも抜かりがありません。 最後には、浜坂観光協会独自の取り組みにより誕生した「かにソムリエ」たちが、浜坂のカニを一番活かす調理法で料理を作り出し、訪れた人の目と舌を満足させてくれます。 これら三者の連携により「美味しい浜坂産松葉がに」が出来上がっています。 この冬の味覚を味わうために、ぜひ新温泉町へ訪れてください!
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