木造不動明王立像
湯村の正福寺に祭られており桂の木の一木造り。
面貌は引き締まり怒りの表情が少ない。
衣文には翻波式手法が見られ全体的に作風は素朴であり
この地方で作られた物と思われる。
高さ134.5cmで平安中期以前の作と推定される。
山門脇に熊谷直義が建てた両親の供養碑がある。
慶安の変、由井正雪の四天王の1人である熊谷直義は、
事件発覚後当地にひそんで天寿を終えたといわれ、
遺品が寺内に保存されている。
21年毎に開帳される仏で、近年は平成16年に開帳された。 |
昭和41年3月22日 県重要文化財・彫刻・正福寺・新温泉町湯 |
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