臓器移植について臓器移植とは
臓器移植とは、重い病気や事故などにより臓器の機能が低下した人に、他者の健康な臓器と取り替えて機能を回復させる医療です。第三者の善意による臓器の提供がなければ成り立ちません。日本で臓器の移植を希望して待機している方は、およそ16,000人です。それに対して移植を受けられる方は、年間およそ400人です。
臓器提供について
臓器提供は、脳死後あるいは心臓が停止した死後にできます。2010年7月17日に改正臓器移植法が全面施行され、生前に書面で臓器を提供する意思を表示している場合に加え、ご本人の臓器提供の意思が不明な場合も、ご家族の承諾があれば臓器提供できるようになりました。これにより、15歳未満の方からの脳死後の臓器提供も可能になりました。
臓器提供の意思表示について
「提供する」「提供しない」どちらの意思も尊重されます。 自分の死後のことを自らの意思で決めるために、また、家族が本人の意思を尊重しながら決断することができるように、臓器移植について考え、家族と話し合い、どちらかの意思を示しておくことが大切です。 臓器提供の意思表示は、健康保険証・運転免許証・マイナンバーカード・意思表示カード・インターネットによる意思登録で意思表示をすることができます。
臓器提供に関する意思表示欄の記入方法(日本臓器移植ネットワーク) 臓器移植普及推進月間について
国(厚生労働省)では、毎年10月を「臓器移植普及推進月間」と位置づけており、より多くの方々に臓器移植の現状を知っていただき、移植医療に対する理解と意思表示を促進するための普及啓発活動が行われます。 臓器移植普及推進月間の標語 「いのちへの優しさとおもいやり」 厚生労働省の取組
臓器移植普及推進月間にあわせて、厚生労働省YouTubeチャンネルでは、「移植医療によってつながるいのち」をテーマに、ドナー家族の視点から、臓器提供という尊い意思が、誰かの未来をつなぐまでのストーリーを紹介しています。
厚生労働省YouTubeチャンネル 関連リンク
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