忠霊塔
特別養護老人ホーム「はまさかの里」の前庭にある忠霊塔は、昭和18年大庭村が紀元2千6百年記念事業の一つとして、建立したものです。
敷地の造成は昭和15年12月に着工され、大庭村民の奉仕作業によって行われました。途中、岩盤の露出など難工事の末昭和16年10月に完成し、廷ベ1万3百名の人々が奉仕作業にあたりました。忠霊塔は、昭和17年9月に着工し、翌年3月に完成しました。この忠霊塔の大きさは、戦争で亡くなった人の霊を供養する地域の人々の願いの大きさでもあります。
この忠霊塔の造成工事によって古墳時代の石室が壊され、石棺が現在「はまさかの里」脇の石垣に石棺仏として祀られています。
また、「はまさかの里」の裏庭にも明治40年に建てられた忠霊塔があり、この忠霊塔には西南戦争で亡くなった人の名前も刻まれています。
この他戦争で亡くなった人の忠霊塔は、居組と諸寄にもあります。
・建立年月日 昭和18年4月
・碑文 碑面 忠霊塔(以下内容省略)
・揮毫 天龍寺貫主 関精拙
・建立者 大庭村
|
|