久斗川改修記念碑
平成2年9月、台風19号が来襲し、日本全域にわたって大きな災害をもたらしました。この台風は、雨台風としての特徴を持ち、台風史上第2位の記録的な雨量を観測しました。各地で河川や堤防の決壊、また山崩れが起こり人命・家屋に多大な被害が生じました。
当浜坂地域でも19日には、総雨量417mmを超す集中豪雨となり、町内河川の多くが氾濫しました。特に久斗川の氾濫による被害が甚大で、堤防が決壊し、住宅
の床上浸水や道路の寸断が起こりました。二日市・福富地区では、床上1m近く浸水しました。浜坂病院の一階も浸水し、病院の機能が停止する多大の被害を被りました。
久斗川改修工事は、丸4年の歳月をかけた大事業となり、総延長6Kmに及ぶ堤防の改良が行われました。その工事完成にあたり、災害の苦難を回顧し、未来への災害防止と地域の発展を祈念して、この碑が建立されました。
・建立年月日 平成7年10月
・碑文 碑面 久斗川改修記念 川と生きる
碑陰 建立主旨(内容省略)
・揮毫 浜坂町長 中井 登
・建立者 浜坂町 |
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