尾崎宏弔魂碑
久谷駅前広場に、国鉄職員尾崎宏の弔魂碑が建っています。
尾崎宏は、国鉄に37年間勤務しており、当時は香住駅の管理総括助役として各駅の管理業務に従事していました。
昭和51年12月26日は強い寒波のため大雪となりました。27日も雪はますます強くなり、責任感の強い尾崎宏は早朝からは列車運行の正常運転確保のため久谷駅で除雪作業を行っていました。折から進行してきた列車に気付くのが遅れ、列車に触れて殉職しました。
多くの人に信頼されていた尾崎宏の死を悼んで、人々は基金を寄せ合い、この弔魂碑を建立しました。その碑文には「永クソノ功績ヲ称エルトトモニ氏ノ御冥福ヲ祈リアワセテコノヨウナ嘆キヲ繰返サナイコトヲ誓ウモノデアリマス」と刻まれており、線路事故防止の決意を新たにしています。
・建立年月日 昭和52年10月
・碑文 碑面 弔魂碑 建立主旨(内容省略)
・揮毫 福知山鉄道管理局長 岡田弘道
・建立者 有志一同
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