たたらばと栃の郷 久斗山
久斗川上流の久斗山の村中を横断する湯村断層から上流部は、矢田川流紋岩層です。川沿いには深成岩の花崗岩が露出していて、最上流の本谷では「たたら場」(製鉄した跡)が発見されています。 湯村断層より北側の池ヶ平の谷では、安山岩や礫岩、泥岩の地層が重なり、池ヶ平(標高約300m)の斜面では泥層からタニシなど淡水の貝化石や植物化石が発見されています。 標高約350mの安泰寺周辺ではクロボクの中から縄文時代の住居跡や土器・石器などが発見されています。流域はトチやブナなどの森と清流が美しい山村の郷となっています。 |
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