玉垣と灯籠
為世永神社は、諸寄港の西端、海にせまる山の中腹にあります。苔むした石段を登りつめたところに本殿があり、祭神には潮路を司る塩土翁神が祀られています。諸寄港は、古くから天然の良港として知られ、江戸時代から明治未まで、北前船の寄港地として栄え、全国各地から多くの人々の往来があり、為世永神社は航海の安全を祈願する船乗りたちの信仰を集めました。
境内には、全国の船主たちから寄進された古い玉垣124基と石灯籠10数基が明治17、18年に奉納されています。また、この他に天保、万延、明治初年に奉納された船絵馬5枚が残っています。港湾西端には、和船を留めた繋留跡などがいたるところにあり、当時の面影を偲ぶことができます。
・建立年月日 明治17年~18年
・碑文 全国の船主名など
・建立者 全国の船主など
|
|