道標
道標は単なる交通標識ではなく、道案内供養塔とも言える宗教的な石塔です。道案内をすることが正しい仏の道を歩んで彼岸に達することにつながり、形の上でも名号・題目・仏像を中心とする供養塔として建立されたものです。道標は、江戸時代の中頃、旅の流行にともなつて出現し、その内容が寺社道や湯治道を指すことが多く、当時の旅の案内と宗教性とを合わせ持つものでした。
かって、諸寄から奥町を通って因幡国へぬける道が主要な街道であったことを物語る碑です。
・建立年月日 天保14年(1843)
・碑文 碑面 右いなば道 天保拾四年西川
利助 同内せん 田中幸右衛門
田中与左衛門 田中平兵ヱ
丸塚庄五郎 丸塚長兵衛
・建立者 上に同じ
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