汐吹岬公園
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但馬漁火ラインの
鳥取県境近くにある公園です
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但馬と因幡を結ぶ峠の一つが「七坂八峠」です。
潮騒の聞こえるつづら折りの道を進むと、県境の汐吹岬に出ます。その手前に潮風が吹く小さな広場があり、峠を歌った歌碑がひっそりと建っています。
この碑が立つ汐吹岬公園は、七坂八峠の七坂尾に昭和50年春に道路拡幅工事の完成を記念して、県下第一号の道路公園として整備されました。
公園内には、七坂八峠の風景を詠んだ3人の歌碑が建っています。
平成3年、国の「緑の一里塚構想」の一環として、再整備されました。
岡垣徹治歌碑
「名にし負ふ 但馬因幡の境なる 大松はけふ海にして仰く」
・建立年月日 昭和50年3月
・揮毫 浜坂町長 松岡光夫
・建立者 兵庫県 |
前田純孝歌碑
碑に刻まれている歌は、明治の歌人として与謝野寛らと『明星』に精力的に作品を発表し、生涯2千首にも及ぶ短歌を残した前田純孝(翠渓)最期の歌です。
純孝が病苦、貧困、孤独、絶望といった人生のあらゆる不幸を背負って郷里諸寄で過した晩年に、明石に残した妻や子を思う慕情の歌です。
「風ふけば 松の枝鳴る枝なれバ 明石を思ふ 妹と子を思ふ」
・建立年月日 昭和50年3月
・揮毫 兵庫県知事 坂井時忠
・建立者 兵庫県 |
福井久蔵歌碑
福井久蔵は、慶応3年(1867)11月18日熊谷村(新温泉町熊谷)で酒造業を営んでいた福井七郎左衛門の長男として生まれました。郷土の小学校をへて、御影師範学校を卒業後、神戸の小学校で教職に就きました。山口中学、次いで東京府立第一中学校に勤務しました。その間、東京外国語学校に入学しドイツ語を修得し、明治37年に学習院大学の教授となりました。その後、駒沢大学・東洋大学の各教授を歴任し、国文学の研究に努めました。特に、和歌・連歌の研究に大きな業績を残しています。
「つつら折 おりてハ登る七坂も 道ひら介行く 御代(みよ)そ楽しき」
・建立年月日 昭和50年3月
・揮毫 吉田星峰
・建立者 兵庫県 |
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