新温泉町
文字サイズ大きく小さく元に戻す
TOPページ > 添付資料 > 企画課(資料) > 町の出来事(平成27年) > 但馬の流域学フォーラム~つなげる、つながる、岸田川流域~の開催

但馬の流域学フォーラム~つなげる、つながる、岸田川流域~の開催


2月8日、夢ホールで「但馬の流域学フォーラム ~つなげる、つながる、岸田川流域~」が開催され、町内外から約150人が参加しました。これは、兵庫県立大学が行う「COC事業」の一環として行われたもので、岸田川流域の環境保全活動や地域づくりについて発表、討論が行われました。

講演では、最初に山陰海岸ジオパーク館の谷本勇館長が、岸田川流域や海岸沿いの地形の成り立ち、岸田川流域での高度経済成長以降の暮らしの変遷を説明されました。

次に、兵庫県立大学大学院地域資源マネジメント研究科(コウノトリの郷公園内に開設)の江崎保男教授が演台に立ち、河川流域が生態学的にも社会学的にも1つの単位になっていること、そのことから河川の上流から下流までをマネジメントすることが重要であることを説明されました。

活動報告では、岸田川流域で活動されている6人が登壇。西但馬の自然を考える会代表の福原陽一郎さんは「岸田川の動植物」、NPO上山高原エコミュージアム理事の山本一幸さんは「扇ノ山・上山高原周辺の動植物と自然との関わり」、(株)朝野家社長の朝野泰昌さんは「温前町・湯村、日常の温泉」、NPOあっと但馬理事長の岡坂遼太さんは「ネットワークが紡ぐ風景」、浜坂漁協組合長の川越一男さんは「岸田川流域と漁業の共生」、岸田川漁協組合長の杉谷勉さんは「岸田川に子供達の喚声を取りもどしたい」と題し発表されました。

最後に、活動報告者6人と県立大学の松原典孝助教がパネリストになり、岸田川流域の地域づくりについて討論が行われました。

COC事業とは
大学が地域社会と連携することで、地域社会の中核的存在として大学機能を強化することを目的として国が行っている事業です。
都市的地域から多自然地域まで多様な個性と特性を持ち「日本の縮図」と言われる兵庫県では、分散型のキャンパスを持つ総合大学「兵庫県立大学」において、地域資源の保全と活用などをテーマに6つのプロジェクト・フィールドを形成して、大学をあげて教育・研究・社会貢献活動に取り組んでいます。
但馬・丹波地域では「地域資源マネジメント系プロジェクト」として、人と自然の営みを学ぶフィールドの中で、地質・生物の多様性、生態系サービス、地域の生業等について、教育(中高大連携活動、自然史学習プログラムの開発・実践など)、ツーリズム開発、商品開発、自然再生、まちづくりを含めた地域資源保全活用を行っています。

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
このページは見つけやすかったですか?
このページの内容はわかりやすかったですか?
このページの内容は参考になりましたか?