新温泉町
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みんなで語ろう!居組の未来

9月21日に、居組地区が主体となり、関西国際大学、豊岡健康福祉事務所と町が協力する形で、いつまでも住みやすい地域であるために、これからの居組について話し合うフォーラム「みんなで語ろう!居組の未来」が開催され、地元住民35人が参加しました。
高齢化が進む居組地区において『地域づくりとまちづくり』を連携させる新たな試みとして、昨年度、関西国際大学の学生キャラバンによる実態調査やタウンミーティング等の県モデル事業「高齢者のこころの健康支援事業」を実施しました。
その結果、地域づくりへの提案の一つの、誰でも自由に気軽に立ち寄り、お茶を飲みながら語り合う憩いの場「ジオ・カフェ」が、本年4月から居組地区公民館でスタートしています。
フォーラムでは、この「ジオ・カフェ」の取組を例に挙げながら活発な議論が交わされました。

■地域での声かけや社会に役立っていると実感できる活動を
フォーラムに先立ち、同大学人間科学部の安部幸志准教授から「こころの健康づくりアンケート」の結果報告がありました。
町全体と居組、諸寄、釜屋地区との結果を比較した特徴として、同地区は外出したいという人は多いが、毎日が退屈という人も多く、生きていても仕方がないという回答も多いので、声かけや社会に役立っていると実感できる活動が必要と分析していました。

■「ジオ・カフェ」の取組に期待
フォーラムでは、まず、地元老人クラブの第2結ぶ会の大谷雄一会長、民生児童委員の萬谷嘉恵さん、居組地区公民館の亀谷忠明館長から、それぞれの立場での実践内容や地域づくりへの提案が発表され、声かけ運動や地域住民の協力、高齢者等住民の集う場所づくりが、これからの地域づくりに必要と参加者に語りかけていました。
続いて、同大学の学生4人を含む参加者が4班に分かれてグループ討議を行い、学生がそれぞれの班の意見のまとめを報告しました。
「ジオ・カフェ」に住民が集まりやすくするための物理的な提案や、その活動が活発になるための周知・開催方法の提案が多く出され、「ジオ・カフェ」の取組への期待の高さがうかがえました。

■今後に向けて
フォーラムの最後には、同大学人間科学部の竹田教授と安部准教授から助言があり、安部准教授は、高齢者だけの取組ではなく若い人を含めた地域全体としての取組が必要で、「ジオ・カフェ」の取組に加え、自宅を訪問しての声かけや、近所の人が気になる人に声を掛け合うことで、住みやすい地域になると、今後の取組を提案しました。
また竹田教授は、「ジオ・カフェ」が誰のためにどんなものを提供していくのか、また、どのように住民に取組を伝えていくかを考える必要があると、現状の取組の課題を説明していました。
町では、居組地区の取組をモデルに、活動の輪を町全体に広げていきたいと考えています。

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