新温泉町
文字サイズ大きく小さく元に戻す
TOPページ > 添付資料 > 商工観光(資料) > ジオサイトに行こうシリーズ > 照 来 盆 地

照 来 盆 地

▲照来盆地での牛の放牧
▲照来盆地での牛の放牧

 照来盆地は標高約2百~3百mの山の上にあります。この地形は約3百万年前にできたカルデラ(火山の中心部や周辺にある円形の広いくぼ地)です。盆地はカルデラ内に堆積したレキや砂・泥などが厚く堆積した地層でできています。桐岡や切畑などではこの地層から植物化石が発見されます。


▲県立但馬牧場公園とスキー場
▲県立但馬牧場公園とスキー場

 この地層の範囲は蒲生峠(鳥取県岩美町) から村岡、小代にかけてのほぼ円形の広い地域です。周囲を草太山などの流紋岩の山が取り巻いています。愛宕山(丹土)は中央に噴出した安山岩の山です。水平だった盆地内の地形は後の地盤運動や地すべりなどで傾斜し、中央の照来川に向かって棚田が続く地形ができました。

 八田との尾根は後に扇ノ山( 1310m ) から流れ下った溶岩がつくった地形です。 農林業が中心で、杜氏など冬季の出稼ぎが盛んあったこの地域は、照来スキー場や動物とのふれあいができる県立牧場公園を設置するなどして観光事業などに取り組んでいます。


より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
このページは見つけやすかったですか?
このページの内容はわかりやすかったですか?
このページの内容は参考になりましたか?