新温泉町
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神代杉



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 太古の眠りから覚めた神代杉

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 神代杉は、杉の木が何かの原因で地中に埋まり、半分、化石になったものです。この神代杉は、海上地区の昆虫化石が多く発見される場所の近くからよく出てきます。地中での保存状態がよく、青黒く変色しているものは、造作に使う高級素材として重宝され、また比較的化石化の進んでいないものは、水おけの材料に利用されてきました。
 海上の神代杉は、放射性炭素の測定値から約2500年前のものと推定されています。しかし、今まで出てきた神代杉には炭化の進んだものとそうでないものの二種類が確認されています。ここで「海上」という地名になった伝説をご紹介しましょう。その昔、海上地区の北西にある牛ヶ峰山が崩れて小又川がせき止められて、この地が海のようになりそこから海上と名付けられたと伝えられています。
 それを裏付けるように牛ヶ峰山は、海上側の山頂が大きくえぐられたようなあとがあります。この伝説が平安時代初期のものとすると測定年代とは1300年以上の誤差があります。しかし、牛ヶ峰山の大崩落が平安初期とそれ以前にあったと考えれば、二種類の神代杉の存在があっても不思議ではありません。
 いにしえのロマンをかき立てる神代杉は、海上ふるさと体験ハウス前の広場に展示されています。

―問い合わせ先―
上山高原ふるさと館
〒669-6953
 新温泉町石橋757-1
TEL(0796)99-4600
FAX(0796)99-4601
E-mail:ueyama-eco@yumenet.tv


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