日本精機宝石工業㈱が「KANSAIモノ作り元気企業100社」に選ばれました
工業用ダイヤモンドを使った製品の製造・販売を行っている日本精機宝石工業㈱が、経済産業省近畿経済産業局の実施した「2011 KANSAIモノ作り元気企業100社」に選ばれました。町内企業では初めてのことです。 ◆日本精機宝石工業㈱の紹介 1873年(明治6年)、縫い針製造工場として創業。その後、ダイヤモンドを利用したレコード針の製造に転換し、工業用ダイヤモンド製品の研究開発を推進。現在は、ゲージコンタクト(測定子)やダイヤモンドバー、ドレッサをはじめCDレンズクリーナーなどの製造・販売を行っています。 例えば、歯科医院で虫歯を削るとき、ダイヤモンドバーが使われます。あの直径1㎜余りの金属軸の先にはパウダー状のダイヤモンドが装着されています。 日本精機宝石工業㈱の製品は、そのダイヤモンドの装着が徹底して均一であることから、高い加工性と安定した寿命を保っています。 |
◆日本トップクラスの技術 ダイヤモンドと金属の電気的メッキ技術を誇ります。特に、ダイヤモンドバーは、独自のメッキ技術により、ステンレス製の軸に均一にダイヤモンドを電着する技術を保持し、日本のトップクラスといわれています。 また、現在もレコード針はおよそ2,000種類の製品を一貫生産しており、熟練した技術を持つ「職人」が、ひとつずつ手作業で仕上げ、国内外のレコード愛聴家のニーズに応えています。 |
◆小さな町から世界を市場に 原材料の購入先や製品の販売先は主に海外や大都市圏です。しかし、新温泉町の拠点を守ってこられました。仲川和志社長は地元にこだわる理由を「但馬人は寡黙で粘り強く、こつこつと物づくりに向いていると思う。技術の流出も守られ、まじめで堅実な人が集まってくれている。」と、『職人』の人材をあげます。 また、外部から技術者を招へいし、職人が積み上げてきた経験と学術的技術を融合させて新技術の開発に取り組んでおられます。 仲川社長は、スイスにある協力企業を例に「社員皆が、地方にありながら仕事(技術)にプライドを持ち、都会ではできない自然に囲まれた豊かな生活が送れるようにしたい。顧客の期待を超えるモノづくりをすればお客様は集まってきます。」と力強く話してくださいました。 |
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