◆兵庫県が整備を進めている浜坂漁港関連道路の塩谷トンネルが貫通し、４月６日（木）同トンネル内で貫通式典が開催されました。式典には兵庫県関係者をはじめ地元住民など約１３０人が出席し、完成を祝いました。同トンネルは、平成２０年の開通に向けて照明設備の設置や舗装などの工事が本格化します。

　浜坂漁港関連道路は、芦屋の浜坂漁港と諸寄漁港間約１．３㎞で、城山トンネル、塩谷トンネルの２つのトンネルで結びます。完成すると、漁獲物のセリの一元化と漁業者の往来がスムーズとなり、本町の水産業の振興が期待されています。
　同道路は、兵庫県が地元の要望などを受けて平成１３年に工事着手しました。総事業費約３２億円です。完成後の道路幅は１２．５ｍで、自転車・歩行者道を併設したものです。

　貫通式では、兵庫県但馬県民局地域振興部の衣川部長が発破ボタンを押すと大きな爆発音が鳴り響きました。そして、貫通が確認されると関係者が万歳などで祝いました。衣川部長は「両漁港を結ぶ道路の開通により、流通機能の円滑化が図られ、地域振興に寄与するものと期待している」と述べ、貫通を祝いました。また、浜坂町漁業協同組合の熊本組合長は「浜坂漁港と諸寄漁港の一本化が図られることで、漁業活動も盛んにになり、漁業振興に大きな効果が現れる。また、生活道路としても安心、安全のまちづくりにもつながる。一日も早い供用開始を願っている」と話しました。