バス開通の記念碑
昭和58年4月、久斗山地区への定期バスの運行が始まりました。それまでの久斗山地区は、新温泉町の中心から遠く離れた僻地であり、お年寄りや子供たちにとって交通の便の悪さは、大きな負担と苦痛をもたらしていました。特に、当時不採算路線が廃止傾向にある中で、逆に藤尾から久斗山まで路線が延長されたことは、地区の強い要望と熱意によって実現したものでした。
バス開通の記念碑には、「ここに全但バスの厚意によって定期バスの運行が実現した。このことは当地の活性化促進にとってこの上ない喜びである。今度、地
区民の総意により記念碑を建立して地区民の喜びを後世に残すものである」と刻まれています。久斗山の人々の嬉しい思いが伝わる碑です。
・建立年月日 昭和62年1月4日
・碑文 碑面 バス開通の記念碑
兵庫県知事 貝原俊民書
碑陰 バス開通を祝う(内容省略)
・揮毫 兵庫県知事 貝原俊民
・建立者 久斗山区
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