概況・町章位置と地勢
新温泉町は、兵庫県の北西部に位置し、北は日本海、東と南は香美町、西は鳥取県に接する地域で、内陸部は1,000メートル級の山々に囲まれています。
また、平成22年10月に世界ジオパーク加盟が認定された山陰海岸ジオパークの中央に位置し、山陰海岸国立公園、氷ノ山後山那岐山国定公園、但馬山岳県立自然公園などの自然公園指定区域を有しており、その面積は町全体の46.3%を占めています。 それに加え、今から約1150年前に慈覚大師により開湯されたと伝えられている湯村温泉をはじめ、浜坂温泉、七釜温泉、二日市温泉の浜坂温泉郷を有しており、『海・山・温泉』を包含する豊かな自然環境に恵まれています。 面積
町域面積は、東西19.6km、南北26.2kmの241.01㎢で兵庫県の2.9%、但馬地域の11.3%を占めています。
交通条件
主な交通基盤は、鉄道ではJR山陰本線、主要道路では、国道9号、同178号及び現在整備中の地域高規格道路山陰近畿自動車道が挙げられます。
鉄道については、JR浜坂駅が特急の停車駅であり、京阪神及び姫路都市圏からは、山陰本線(福知山線、播但線)と智頭線経由でのアクセスが可能で、現在、神戸(JR三ノ宮駅)からは、特急列車で約3時間程度の時間を要します。 主要道路については、国道9号、同178号、これらと連結する主要地方道浜坂井土線が住民の日常生活に密着した幹線道路であるとともに、近隣市町間の交流、連携を促進する幹線道路として重要な路線となっています。 あわせて、山陰近畿自動車道の完成後は、大阪方面への高速道路網が拡充されるとともに、空港のある豊岡市や鳥取市へのアクセスがさらに改善されるなど、陸路、空路のネットワークが強化され、移動時間の大幅な短縮による交流の飛躍的発展が期待されています。 気候
気候は日本海型気候に属し、年間を通して多雨多湿で、特に冬季は大陸からの季節風によって寒気も厳しく多量の積雪がもたらされるため、豪雪地帯にも指定されています。
沿革
昭和29年10月1日の町村合併により、浜坂町、大庭村、西浜村が浜坂町となり、温泉町、照来村、八田村が温泉町となりました。
その後、平成17年10月1日に、浜坂町と温泉町が合併して新温泉町が誕生しました。 人口
総人口は、令和2年度の国勢調査で、13,318人、年齢構成は、14歳までの年少人口は10.53%、15歳から64歳までの生産年齢人口が48.41%、65歳以上の老年人口が41.06%となっています。
従来から若年層を中心として人口減少が続いており、少子高齢化が進行しています。一方、世帯数は、4,929世帯で、核家族化の進行等により人口に比べ減少幅は小さいものとなっています。 就業人口
総就業人口は、令和2年度の国勢調査で、6,537人、産業別構成は、1次産業12.0%、2次産業23.1%、3次産業62.3%の比率であり、就業総人口は、1次、2次、3次産業がともに減少しています。比率は、1次、2次産業が減少、3次産業が増加しています。
町章
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