平成25年度決算は、一般会計と8特別会計を合わせた総額で、歳入162億9913万円、歳出156億2361万円となりました。
歳入から歳出を引き、平成26年度に繰り越す財源を差し引いた結果、5億3575万円の黒字となりました。このため、町の貯金にあたる基金残高が約6億円増加しました。
ここでは、国（総務省）が公表する地方財政統計の「普通会計」という会計区分により、平成25年度の決算・財政状況をお知らせします。

町税は14億5185万円（前年度比228万円、0.2％の減）、全体の12.8％となりました。歳入のうち最も大きなものは地方交付税で、52億5083万円（同5479万円、1.0％の減）と全体の46.3％を占めています。
国庫支出金は、道整備交付金事業、防災安全交付金事業、中心市街地活性化推進事業、林野火災用活動拠点広場整備事業等の実施により大幅増となり、12億442万円（同6億2485万円、107.8％の増）となりました。
また、借金である町債は、13億5745万円（同23.5％の増）を借り入れました。
歳入全体では、平成24年度に比べて9億3105万円の増（同8.9％の増）となりました。

歳出では、二日市古市線などの道路整備、林野火災用活動拠点としての旧八田小学校の整備などで、普通建設事業費が18億4275万円（ 同7億7486万円、72.6％の増）となりました。
補助費等は、公立浜坂病院・救急医療負担金、北但行政事務組合負担金、美方広域消防事務組合負担金などの増により、14億2855万円（ 同1億4460万円、11.3％の増）。
物件費は、固定資産税課税に係る経費、参議院議員選挙や町議会議員選挙に伴う経費などの増により14億4328万円（同3256万円、2.3％の増）となりました。
維持補修費は、平成25年度中の降雪量が前年度並みであったため6912万円（同240万円、3.4％の減）。扶助費は、子ども手当から児童手当支給への制度改正により8億133万円（同475万円、0.6％の減）。人件費は退職者の補充抑制と国家公務員に準じた給与削減の実施により、15億8848万円（同8724万円、5.2％の減）となりました。
借入金返済にあたる公債費は、16億9259万円（同4997万円、2.9％の減）となりました。

平成25年度末の町債残高は、136億1858万円となり、前年度末に比べ1億4464万円減少しました。
また基金の残高は、26億3376万円となり、前年度に比べ6億1921万円増加しました。

経常収支比率は、85.8％で前年度に比べて2.2％改善しました。その要因は、分子となる人件費・公債費・繰出金などの費用が減となったことによるものです。
また、実質公債費比率（過去3か年平均）は16.9％で、昨年度と比較して0.7％改善し、昨年度に引き続き、町の目標の18％を下回ることができました。