新温泉町
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こちら町長室(広報しんおんせん令和5年3月号掲載)

◆女性の意見をまちづくりに生かす
 現在、新温泉町は第4次男女共同参画社会プランを計画・実施しています。
 令和4年度から令和8年度まで5年間の計画です。
 目標は、「誰もが共に生き生きと暮らせる社会をめざして」です。

 かつて日本の社会では、「男尊女卑」という言葉があり、女性の権利が認められない時代が続きました。
 女性の選挙権(参政権)が認められたのは昭和20年で、昭和21年4月10日、戦後初の衆議院選挙で39名の女性国会議員が誕生しました。

◆女性議員の比率
 現在、国会議員の女性比率は衆議院で約10%、参議院で約20%です。
 兵庫県での県議会議員と市長議員を含めた女性議員比率は平均約17%で、ゼロの市も2市あります。
 驚くことに小野市と播磨町は40%を超えています。

 実は、政策に影響を与えるためには最低3割の女性議員が必要と言われています。
 新温泉町議会は16人の内、女性議員は2人で割合は12.5%で県の平均より低くなっています。

◆委員会・審議会は
 新温泉町には、農業委員会などの委員会・審議会・協議会が67あります。
 委員の総数は746人で、その内女性は168人で比率22.5%です。
 女性委員が一人もいない委員会は12あり、比率は18%です。
 女性比率が50%を超える委員会は6つあり、最も比率が高いのは、①介護認定審査会で、14人中9人が女性で64%を占めています。
 次に、②障害支援区分認定審査会、③図書館協議会、④子ども子育て会議、⑤健康づくり推進協議会、⑥教育委員会委員となっており、介護、障がい、子育て、健康関連が多くなっています。

◆区長・町内会長
 町内には区長が60人、町内会長は55人で合計115人です。
 その内女性は町内会長が2人だけです。
 区長・町内会長は地域に最も密着した立場にあり、地区の様々な課題解決のため、地区をまとめ合意形成や要望を提出するなど、行政との橋渡し役としてまちづくりにとって大変重要な役割を果たしています。
 しかし、現状は女性がわずか2人で、女性の意見をまちづくりに生かすことは大変難しい状況です。

◆意思決定の場に
 新温泉町は人権宣言の町として、もっともっと住みやすい町を目指さなければなりません。
 町の様々なことを決定する場に、日々の生活に最も身近な女性の意見を町の意思決定の場に反映し、今の男性中心の在り方を見直さなければならない時代になっています。


新温泉町長 西村銀三

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