町長の部屋
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こちら町長室(広報しんおんせん令和5年2月号掲載)浜坂認定こども園について
浜坂認定こども園は昭和53年5月に開園し、今年5月で45年を迎えます。
改築問題があがって今年で6年目に入りました。あらためて、これまでの論議をふまえた上で考えてみました。 ◆経緯 浜坂認定こども園の改築問題は、東日本大震災を契機に、建物の老朽化対策として論議が始まりました。 当初、現在地は津波が心配されましたが、県の発表により津波の心配はなくなりました。 しかし、その後は浸水想定区域にあること、大庭認定こども園との統合の2点について議会の論議がなされ今日にいたっています。 ◆現在地を推進する9つの理由 ①歴史 先人たちが選んだ現在地であり、築44年経った現在の園舎が浸水したことは一度もありません。 ②自然環境 浜坂の中心市街地にあり、日本海や岸田川、浜坂県民サンビーチ、田んぼや畑もあり自然環境に恵まれており、園児達が野菜作りなどもできます。 ③街並み形成 周辺に図書館や以命亭、郵便局、漁港、ジオパーク館、スーパーマーケットなどがあり、生活環境も整っています。 ④送迎と進入路 現在地は進入路が多く、見通しも良く、図書館側から、商店街から、岸田川方面から進入可能です。 また、市街地に隣接しているため歩いて送迎もでき利便性・安全性も高い場所となっています。 ⑤合意形成 現在地は地権者や地域住民の理解が得やすく、早期の完成が見込めます。 さらに騒音問題も発生しにくい場所です。 ⑥安全性 大雨になり警報が出ると避難、もしくは休園になります。もちろん普段から避難訓練も定期的に実施しています。 平成27年には51億円かけた味原川改修によって安全性は高まりました。 さらに現在、小井津町の岸田川合流地点で水門設置のための調査を行っています。 ⑦認定こども園統合 少子化が進行する中、今後統合は視野に入れ検討しなければなりません。 しかし、地域住民の理解が基本となります。一方的に決めることなく充分に話し合いを進めることが必要です。 ⑧将来性 周囲は田んぼが広がっています。色々な構想が考えられます。 例えば、多目的ホールの移設やこどもの広場や福祉センターなどの施設を周辺にまとめることで、町民の利用しやすい展開が可能です。 広い駐車場も整備可能です。 ⑨民意 一昨年の町長選挙で、圧倒的に町民から支持を頂いたこと、さらに自治連合会の要望、検討委員会の結論、保護者のアンケート結果、多くの住民署名、周辺地区住民の声などで「現在地での整備」との意見を頂きました。 これら9つの理由の中で、民意を基本に据え、現在地が一番と考え推進してまいります。 新温泉町長 西村銀三
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