町長の部屋
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こちら町長室(広報しんおんせん令和4年7月号掲載)財政は健全か
町広報6月号で町の財務内容を掲載しました。もう少し分り易く説明します。
◆貯金は まず、一番気になるのが貯金(基金)です。 就任した平成30年の基金は、財政調整基金や地域振興基金など特別会計を含む15基金の合計で40億4290万円でした。 令和4年3月31日現在では16基金49億3757万円となり、約9億円増えました。 普通会計での令和2年度末の町民1人あたり基金は27万1000円(県平均は18万4000円)で県下41市町の順位は多いほうから9位となっています。 ◆借金は 自治体の借金(地方債)は住民の世代間負担の公平性を保つ役割があります。 全会計の平成30年度末が224億1398万円で、令和3年度末は228億7158万円となり、約4億5000万円増えました。 増えた原因は夢ホールの改修に約8億円と、戸田の新残土処分場に約17億円投資したためです。 普通会計での令和2年度末の一人あたりの借金は108万8000円(県下平均は約57万円)で、県下で多い方から3位でした。 貯金も多いが借金も多いことになります。ただし、借金の多くが過疎債などの有利なものとなり、約7割が国から補てんされるため、実質的な借金は大幅に減少します。また、新残土処分場はトンネル工事の進捗によって順調に使用料が入り、投資した工事費をかなり上回る予定です。 ◆自由に使えるお金は 次に、一般会計にしめる自由に使えるお金の比率を示す経常収支比率です。 平成30年度の85.3から、令和2年度は87.3に増えましたが(県平均は94.8)、県下では良い方から9番目です。 ◆その他 実質公債費比率は平成30年度の10.2から、令和2年度は10.8に少し増えました。 将来負担比率は平成30年度の72.6から、令和2年度は89.9に増加しましたが、いずれも新残土処分場などの投資によるものです。 概ね財政は堅調に推移しています。 新温泉町長 西村銀三
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