新温泉町
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こちら町長室(広報しんおんせん令和5年9月号掲載)

◆お詫び
 8月2日から14日まで入院治療のため、公務を休ませていただきました。町民の皆様にご心配と多大なご迷惑をおかけし、大変申し訳ございませんでした。今後も健康には充分留意しながら、公務を頑張ってまいります。よろしくお願いいたします。

◆浜坂認定こども園
 浜坂認定こども園の移転問題の発端は、津波が来ることが心配される、ということから始まりました。その後、兵庫県は津波の心配がないことを公表しましたが、最近の気象変動を鑑み、50年に一度と千年に一度の大雨による浸水想定を発表しました。今日までこども園の移転をめぐり、約5年半以上議論が行われてきました。

◆現在地へのこだわり
①現在地での園舎は、過去45年間で浸水被害は一度もなく、もちろん避難行動においてのトラブルもありません。
②新温泉町の「中心部は浜坂」です。大庭認定こども園との中間地などに、という意見もありますが、色々な視点でまちづくりを考えると現在地周辺が最適です。
③浜坂認定こども園が現在地にあるのは、「歴史的経過」と「先人たちの知恵」の結集であることを認識しなければなりません。長期展望を見据えた考え方が必要です。
④50年に一度の大雨による浸水想定区域は浜坂市街地の約3分の1を覆います。こども園だけの問題ではありません。千年に一度の水害では浜坂駅も約1㍍浸水します。浜坂中学校の場所しか残されていないことになります。千年や50年に一度の大雨を想定したまちづくりには疑問が残ります。兵庫県いわく「浸水想定区域は避難をするための資料」であり、普段の避難訓練が重要だといえます。

◆大庭認定こども園との統合
 2期目に入り、移転問題だけでなく大庭こども園との統合が議論されるようになりました。「移転」とこども園の「統合」の2つの問題が議題となりました。背景は少子化とお金の問題です。

◆地域の要望が一番
 「2町の合併」や温泉地域の「幼稚園・保育園統合」から学んだことがあります。町民生活にかかる重要な問題の方針決定については、行政が上から目線で押し付けるような手法は、住民の間に「分断」を引き起こし、その後のまちづくりの合意形成に課題を残す要因になります。統合で最も大事なことは「地域を分断させない」ことです。子どもの人数やお金については次の問題です。

◆選挙公約の実行
 公約の実行は政治家に課せられた義務です。現在地周辺での浜坂認定こども園の建設は町民との公約です。前回の選挙結果で信任を得ています。裏切ることはできません。


新温泉町長 西村銀三

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