新温泉町
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こちら町長室(広報しんおんせん令和4年3月号掲載)

集落の維持 その2
 先月号にも取り上げましたが、現在、新温泉町には63集落(浜坂地域30集落、温泉地域33集落)あります。その内、50戸以下で高齢化率40%以上の21集落(浜坂地域7集落、温泉地域14集落)を対象に小規模集落元気度調査が実施されました。

 小規模元気度調査における兵庫県の定義によると、①存続危惧集落(現在0集落)、②警戒すべき集落(3集落)、③小規模高齢化集落(4集落)、④小規模集落(14集落)の4種類に分類され、それぞれの集落数が判明しました。

 また、家族構成では「1世代と独居」の世帯が半数を占める地区は13集落となっており、今後急速に過疎化が進むものと予想されます。さらに集落内農地の荒廃率が5割を超えた集落は8集落あり、高齢化率と密接に関係していることが分かります。いずれも、少子高齢化にともない、担い手の不足、空き家や一人住まいの増加などによって集落の維持が難しくなっています。

 昨年12月、奥八田地区5集落念願の交流拠点「奥八田交流館みあけ」が完成しました。奥八田地区は町内でも最も人口減少と高齢化が進んでいる地区で、単独集落だけでは維持が難しくなり、近隣の集落が協力しあって機能を維持しようとする「地域運営組織」のモデルケースとして取り組まれることになりました。他の地区でもこのような取組を進めてまいります。

 現在、「地域運営組織」の推進とともに、集落の人材不足を支援し、同時に話し合いの場を作り元気な村につながるよう「集落支援員」を3つの地区に1名ずつ計3名配置しています。

 今後とも、積極的に集落支援を行ってまいります。

新温泉町長 西村銀三

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