年頭のごあいさつ

おんせん天国で楽しいまちづくり

新年明けましておめでとうございます。
昨年中は、町民の皆さまに様々なご支援、ご協力を賜りありがとうございました。
今年も初心を忘れず、町民生活を下支えできることを基本に頑張って参ります。
よろしくお願いいたします。

◆合併から１８年
　人口は合併した平成１７年１０月１日の１万７４６７人から、令和４年１０月１日現在で１万２７４６人となり、比較すると２７％にあたる４７２１人が減少しました。

◆３年連続コロナ禍
　昨年は新型コロナウイルス感染症発生から３年目となり、地域経済にとって好ましくない状況が続きました。そして追い打ちをかけるように、昨年２月にロシアによるウクライナ侵攻が始まり、小麦粉の世界的供給不足や円安による原材料の値上げにより、食料品やガソリンなど様々な商品が値上がりしました。
　年金生活者が多いこの町にとって大変厳しい状況が続いています。

◆安心できるまちづくり
　そのような中、昨年は町民１人当たり５０００円の商品券配布による支援、学校給食費の半額補助、水道料金の減免、赤ちゃんに５万円分の商品券と紙おむつ代の支援、さらに商店街や農林水産業への各種補助など、町民生活に欠かすことができない支援を行ってまいりました。

◆浜坂病院創立５０周年
　「町立病院」創設から今年で５０年を迎えます。住民の命と健康を守る拠点である浜坂病院は、一昨年常勤の整形外科医師が１人増え、昨年から県派遣養成医師も２人から３人に増えました。診療体制の充実とともに、経営内容も少しずつ上向いてきました。
　令和５年度からは、連携病院からの医師派遣をはじめ医療従事者確保への明るい兆しが見え始めており、更なる診療体制の充実と在宅医療の推進、訪問診療などの強化を図ってまいります。

◆デジタル化
　今年は温泉地域のケーブルテレビ事業が１８年目を迎え、経年劣化とデジタル時代に対応するための整備工事が始まります。光回線の未整備地区を解消し、安定したテレビ視聴やリモート学習にも適した環境整備を進めてまいります。

◆ふるさと納税
　ふるさと納税は目標の３億円を超える見込みです。返礼品は、特に浜坂地域の民宿利用を返礼品としたふるさと納税が増えました。
　地元の特産品販売を通じた地域経済の活性化、町のＰＲ、町の自主財源の強化に大きな成果を上げていますので、知り合いや親戚などへ呼びかけをお願いいたします。

◆浜坂駅周辺と七釜地区の活性化
　昨年、浜坂駅～城崎温泉駅、浜坂駅～鳥取駅の利用が大赤字との報道がありました。将来、大幅な減便や廃線にならないよう利用促進に力を入れます。
　また、県による浜坂駅から浜坂北小学校までの道路拡幅工事が進みますので、それにあわせて駅前の活性化を目指したプロジェクトチームで計画を作ります。
　また、温泉愛好家からの人気が最も高い七釜温泉と、七釜地区の活性化にも取り組んでまいります。

◆マイナンバーカード
　国は令和４年度内に１００％普及を目指しています。将来、健康保険証や運転免許証との一体化も予定されていますが、普及率は５０％と依然低い水準です。
　一人でも多くの申請をお願いいたします。

◆まちづくりの理念
　新温泉町が掲げるまちづくりの理念は、①住民主体、②個性あるまち、③安心なまち、④連携・交流するまちづくりです。
　今年も町民の皆さまや来町される皆さまに喜んでいただけるまち、自然環境を最大限生かしたまちづくりを目指して進めてまいります。


新温泉町長　西村銀三